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上海からおよそ170km。鉄道利用で1時間半ほどで移動できる位置にある杭州は、8000年もの歴史文化がある代表的な古都の一つです。市内には大きな西湖が清らかな水を湛え、周囲を豊かな緑で囲まれており、その明媚な景色はお札の絵柄にも使われています。
湖の畔は、以前から市民の憩いの場として親しまれており、早朝から年配の方を中心とした太極拳のグループが練習をしています。最近は、ローラーブレード派も増えており、
華麗なステップを披露する中高年スケーターの練習風景も見かけるようになりました。
西湖の周りに点在する集落では、のどかな風景に出会うことが出来ます。その村の一つ、梅家塢(ばいかう)。明代から営まれている彬彬茶庄(りんりんちゃそう)では、この辺りの田舎料理が堪能できます。味付けは、意外にもかなりのアッサリ系。野菜中心の上に、素材の持ち味が活かされていて食が進みます。
店の周りには茶畑が広がり、取材時はちょうど新茶のシーズンで若々しい新芽が芽吹いていました。
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日本人にとって馴染み深いお茶ですが、そのルーツは、奈良・平安時代に最澄、空海ら留学僧によって唐から茶の種が持ち込まれてから。中国の茶文化は、漢の時代には既に登場しており、三国時代には習慣として成り立っていたようです。明の時代には中国十大名茶にも数えられる西湖龍井茶のような緑茶が広まりました。実は杭州の地は、かなり古くからお茶の産地として発展してきたのです。そんな龍井茶は、上海万博の国連館で展示されることにもなっています。
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中心地となる杭州市街。町へ入れば様々な店が並び、外国のファストフード店も見られます。個人商店では、朝から朝食の販売をしているところもあり、朝は多くの市民が利用しています。街の裏路地には、歴史的な住居があり、昔の中国の景色を髣髴させてくれます。オレンジ色のレンタル自転車は、当初は観光客向けのシステムだったのですが、今では市民の足として便利に利用されています。道路の脇には、自転車専用道路が設けられており、車輌の棲み分けがなされています。また、湖の周りには電気自動車が、街中にはハイブリッドエンジンのバスも多数走っており、環境意識が高い都市であることがわかります。ただし、交通常識が日本とは違うため、横断歩道では、車がすぐそこに来ていても歩行者は横断します。それを見て、車が徐行し、隙間を縫うように通過していくのです。
車が接近しているからといって、慌てて走ったりすると逆に危ないので注意が必要です。
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